ペット可の老人ホームの入居条件は?
「老人ホームの入居条件ってどういうものがあるのでしょうか?」とのことですが、主に年齢や現在の介護度、身元引受人や保証人はいるか、治療中の方など必要とする医療行為などがあげられます。
特にペットと住む場合は様々な条件、成約があります。
年齢は、一般的に65歳以上(施設によっては60歳以上)の方が対象です。
介護度は、まだ自分で何でもできる「自立」の状態か、サポートが必要な「要介護1・2」か、介護が必要な「要介護1・2・3・4・5」かを確認します。
身元引受人や保証人は、入居者の方がケガや病気になったときの連絡先になるなどの相手です。
いない場合でも、介護施設によってNPO法人や行政書士や司法書士、弁護士、公益法人、社団法人などを紹介してくれるところもあるそうです。
ペットの大きさ、特に犬の場合は大型犬の場合難しいところもたくさんあります。
・認知症とインシュリン投与
「母が認知症とインシュリン投与が必要な状態ですが」とのことで、老人ホームには認知症高齢者の方に対応しているところとそうでないところがありますので、確認してみてください。
「認知症相談」などと書かれていると、夜間徘徊する方は入居できないなど、どの方でも受け入れているわけではないケースがあります。
重度の認知症と診断された方でも、入居可能のところもありますので、この部分はしっかり確認するようにしてみてくださいね。
インシュリン投与についてですが、糖尿病の患者さんの中には、ご自身でインシュリン注射ができる方と、誰かにやってもらいたい方とにわかれます。
ご自分でできる方はいいのですが、誰かにやってもらいたい場合は、看護師などがいる介護施設を選ぶことが重要です。
患者さんによっては、食前だけでいいという方もいれば、就寝前も必要という方もいます。
施設によっては、昼間しか看護スタッフがいないところと、24時間常駐のところがあります。
就寝前にインシュリン注射が必要でしたら、24時間常駐のところでないと帰られてしまっているでしょうから、その部分もチェックみてください。
・入居条件に合わなくなったら
「入居条件に合わない場合ってどうなりますか?出ないといけないのでしょうか?」
最初にご本人・ご家族と老人ホームのスタッフとの面談がありますので、そのときに条件面で確認されます。
例えば、入居時は要介護1だったけれど、だんだんと健康状態が変わり要介護5になったとしましょう。
老人ホームによっては、要介護5まで受け入れているところもあれば、一定以上の高齢者の方は断っているというところもあります。
要介護2までの施設で、入居してから要介護5になったとしたら、退所を求められるはずです。
そうなることも考えた上で、今はまだ健康であっても、将来どうなるかも視野に入れた介護施設選びをすることが大切です。